盗聴とは、盗聴器を仕掛けて音声を電波に乗せて発信し、受信したものを聞き取る行為のことです。一般的に盗聴といえば、何らかの機器を使って普通では聞くことのできない他の人の会話を盗み聞きする場合を指し、その種類も多岐にわたります。
【電話盗聴】
盗聴の中でもっとも古くから使われている方法の一つです。昔のような遠距離からの連絡方法を郵便という方法ではなく、重要な情報を電話から得ることができるようになったので、この方法が主流になりました。また、電話回線に付けられている盗聴器を使っているので、室内の盗聴器と比べてマイクとの距離が10cm程度。このおかげで、とてもクリアな音を盗み取ることができるのです。さらに電話回線につないでそこから電源を取るので、盗聴器が発見されて取り壊されるまでは永遠に使えてしまうのです。連絡手段がメールや携帯電話へと移り変わっていても電話盗聴はいまなお多く使われています。
【室内盗聴】
どこにでも仕掛けることのできる室内盗聴。電源供給型の場合は仕掛けられる場所は限られてきますが、電池式のものならどこにでも仕掛けることができます。また偽装型のものなら被害者の目に見えていたとしても気づかれないことがほとんどです。家の中で仕掛けられにくい場所といえば洗濯機などの大きな音がする場所くらいで、隠せる場所は無限にあるということなのです。
このように盗聴は私たちには想像もつかないような場所で行われているのです。
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