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盗聴マニア
盗聴というと、ドラマ内での警察捜査であったり、ストーカーが行ったりと、自分の日常とはかけ離れたものと考えがちです。しかし、盗聴器はネットなどで誰でも簡単に購入することができますし、レンタル業者もあります。「自分の周囲には盗聴なんてする人はいない」と確信していても、世の中には「盗聴マニア」と呼ばれる種類の人たちがいるのです。そもそも盗聴という行為自体は違法ではありません。違法性が問われるのは、盗聴器をしかけるために勝手に他人の住居へ侵入する不法侵入や、コンセントなどに盗聴器をしかけ勝手に電気を供給する行為や、禁止された周波数の盗聴器を使用する行為、知り得た情報を他者に漏らすなどの行為です。裏を返せば、住居に侵入せず、禁止されていない周波数を用いた盗聴器を使用して盗聴を行うことは違法とはされません。そこで盗聴マニアは受信機を持って街中をさまよい、傍受可能な電波を受信して盗聴行為を繰り返します。一般に飛んでいる電波を傍受すること違法ではないため、盗聴マニアは罪に問われないのです。
自分とはまったく関係のない人にただ趣味として盗聴される。そして盗聴された内容は誰かに漏らされないとも限りません。不安を感じる場合は盗聴器発見の業者に依頼するのもひとつの手です。
