最近では、機械の性能も発達しており、便利なものが多い時代になってきています。その影響のひとつとして盗撮などの被害も増加しています。盗撮や盗聴は本来、警察や刑事が犯人を捕まえるために証拠を残す方法として使用されていました。しかし、悪意が働く人間によって身近な人や好意・憎しみを持っている相手に仕掛けられるようになってしまったのです。
勝手に自分のプライベートを盗撮されるのは、気味が悪いですよね。また、場合によっては、取られたものを流出されてしまうかもしれません。そのような被害にあわないためにも、盗撮器が仕掛けられていないか一刻も早く確認しましょう。この記事では、盗撮器の確認方法や今後実践できる対処法などを紹介していきます。
盗撮器について知識を深めて発見!
盗撮器を探す前に盗撮について知識を深めておくといいでしょう。盗撮だと判断する基準や、盗撮されやすい人の特徴を解説します。自分の状況と見比べてみましょう。また、盗撮器にはさまざまな種類があるので、知っておくと盗撮器を発見しやすくなるかもしれません。
盗撮器の種類
無線式の盗撮器無線式の盗撮器は小型のものが多く、雑貨などの中に仕込まれることが多いです。盗撮したデーターを電波で送受信することができます。そのため、盗撮器を回収する必要もないので、仕掛ける人にとって都合のいい機器でしょう。
超小型のメモリーカメラ
機械の発達が進んでおり、気づきにくい超小型のカメラもあります。録画時間はおよそ1~2時間程度で、録画したものはパソコンに接続することができるのです。録画可能な時間が限られているので、超小型のメモリーカメラは盗撮する本人が身につけていることが多いでしょう。腕時計やライターなど、身近にあっても違和感のないものに仕掛けているかもしれません。
赤外線カメラ
真っ暗の状態でも盗撮されてしまう赤外線カメラもあります。時間帯や状況も関係なく盗撮されてしまうので、注意が必要です。暗いから反映されないという考えはなくしておいた方がいいかもしれません。
盗撮器にはさまざまな種類があります。盗撮する本人がやりやすく用途にあったものが仕掛けられるでしょう。
盗撮されやすい人の特徴
最近ではパートナーの浮気調査のために盗撮をしているというケースが多く見られます。なんらかの疑いや憎しみを抱かれている場合に仕掛けられるでしょう。相手をおとしいれるための材料として使われるかもしれません。自分の身の回りで、盗聴器を仕掛けられるような状態になっていないか、自分を見つめ直してみましょう。
また、男性からの好意で仕掛けられることもあります。基本的には女性が狙われることが多いので注意しましょう。まったく知らない相手に盗撮されていることもあります。日頃から人間関係に気をつけたり、いつ盗撮されていてもおかしくないと認識しておくといいかもしれません。
盗撮と判断される基準
相手の許可なく撮影すると盗撮になります。相手の嫌がるものや隠しているものを撮影すると盗撮だと判断されるでしょう。相手が嫌がってしまったら加害者になります。写真を撮影するときは、相手の許可を取るようにしてください。他人の家に盗撮器を仕掛けることは犯罪になるでしょう。
盗撮器の発見方法
盗撮器を仕掛けられているかもしれないと不安な方は、一刻も早く確認しましょう。そのままにしておくと、被害は大きくなってしまいます。盗撮器を発見するための方法を紹介するので、参考にしてみてください。
自分の目で探す
今すぐにできるのが自分で探す方法です。家の中で盗撮器が隠されていそうな場所を探してみましょう。最近ではスマートフォンのアプリで盗撮器の発見をすることもできます。また、カメラを使用して探すこともできます。盗撮器は赤外線を使用しているものが多いので、室内の電気を消してカメラで室内を見渡すと映り込むことがあるのです。
しかし、カメラやアプリを使用しても見つけられなかった場合、盗撮器を見逃してしまうことも考えられます。不安な方は、盗撮器を発見するプロに依頼すると安心です。
業者に依頼する
上記でも紹介しましたが、盗撮器の発見をおこなっている業者に依頼することが一番安心です。業者の人は知識や道具も多くもっています。そのため、自分では発見できないような状態でも、盗撮器発見器などを使用して家中を検査してくれるのです。費用はかかってしまいますが、ご自身の安全のためにも依頼するといいかもしれません。
盗撮器が隠されやすい場所
自分で発見するためにも、盗撮器が隠されやすい場所を知っておくといいでしょう。盗撮をする本人にとっては、盗撮器はいかにばれないように仕掛けるかが重要です。そのため、予想もできないような場所に仕掛けられていることが多く、発見しづらいのです。仕掛けられやすい場所をまとめたので、参考にして確認してみましょう。
テレビなどの家電製品のまわり
テレビ周りや家電周りにはさまざまな配線があり、ごちゃごちゃしているのではないでしょうか。その場合は、盗撮器だと発見しにくいので仕掛けられやすいです。探す作業と同時に配線をきちんとまとめ、キレイな状態にしておくといいでしょう。
トイレや浴室
トイレや浴室などに仕掛けられることも多いです。盗撮された画像や動画を流出されてしまっては大変なので、細かくきちんと確認しましょう。壁と物の隙間や、置物の裏や内部などを重点的に探すといいかもしれません。
火災報知器や照明付近
火災報知機や照明具は、あまり触ることのない場所です。そのため、発見されにくく、仕掛けられてしまいます。また、天井にあるので部屋を全体的に移しやすいのです。
ポスターや絵画の裏
ポスターや絵画もなかなか触ったり移動させたりしないものです。その条件を利用して仕掛けられてしまうので、確認してみましょう。
ぬいぐるみ
ぬいぐるみに穴をあけて盗撮器をしのばせているというケースもあります。ぬいぐるみに仕掛けられているだなんて考えもしない人がほとんどです。ぬいぐるみなどは室内に飾ることも多いうえ、贈り物としてあまり不自然ではありません。そのため、盗撮器が仕掛けられやすい場所でもあります。
ロッカーやタンス
ロッカーやタンスの隙間や穴を使って仕掛けられていることもあります。ロッカーやタンスに隙間や穴がある場合は、しっかりと確認しましょう。
盗撮を発見したときの対処法
盗撮器を探して発見してしまったら、どうすればいいのでしょうか。業者の人に発見してもらえば処理もしてくれるので安心ですが、自分で発見するケースもあります。発見したら怖いという感情が多く、どうしたらいいかわからなくなってしまうのではないでしょうか。そんなときの対処法を紹介します。
盗撮器を破壊しない
盗撮器を発見して、データーを全部なくしてしまいたいと破壊してしまう方もいるかもしれません。しかし、盗撮されたことの証拠がなくなってしまうので壊さないようにしましょう。盗聴器を発見したら、派手に動かさずに箱の中に入れたり、布をかぶせるなどの対処をしてください。その状態で、警察や弁護士に相談しましょう。
弁護士や警察に相談する
証拠となる盗撮器を持ち込み、警察や弁護士に相談しましょう。状況にあった対応をしてくれます。盗撮の被害にあったのにも関わらずそのままにしておくのは危険です。盗撮した相手に「なにもしない人」だと判断されて、また狙われてしまうかもしれません。おおごとにしたくない場合は、その気持ちを弁護士や警察に伝えると安心です。
盗撮をされないために対策をしよう
一番大切なのは、盗撮をされない状態を作ることです。家の中に侵入されて盗撮を仕掛けられることもあるので、侵入されないように防犯性の高いディンプルキーなどに鍵交換をするといいかもしれません。また、プレゼントとしてもらったものに仕掛けられている可能性もあります。信頼関係の深い相手でしたら気にすることはないですが、あまり親密ではない相手からのプレゼントには注意するようにしましょう。
まとめ
自分が知らない間に写真や動画を撮影されていることは、とても気味が悪いです。最悪の場合は流出されてしまったりもするので、注意しましょう。この記事では、盗撮器の発見方法や仕掛けられやすい場所を紹介しました。不安な方は参考にして確認してみてください。
予想もしなかった場所に仕掛けられているかもしれません。自分で探すのは限界がありますし、知識がないと見逃してしまうこともあります。そのため、業者などのプロにお任せすることが一番安心です。知識や道具ももっているので、効率よく発見してくれます。盗撮の被害にあわないように、防犯対策などもしっかりとしましょう。